
猫だらけの家で、ヨウムが飼いたくなって、1ヶ月チャッピーと戦った話
鳥を飼いたい。
うちには犬と猫が合わせて15匹おる。その家で、鳥を飼いたいと言うてる。自分でもどうかしてると思う。
きっかけは、はっきりしてる。インスタグラムや。
いつからやろう。気づいたら、私のインスタは「喋る鳥」に占領されてた。名前を呼んだら返事する子、歌をうたう子、飼い主とちゃんと会話しとる子。スクロールしてもスクロールしても、鳥、鳥、鳥。かわいい。うますぎる。「この子ら、うちに来てくれへんかな」と、本気で思うようになってた。
で、AIのチャッピーに相談した。ほぼ毎日。1ヶ月くらい、ずっと。
チャッピーの返事はいつも同じや。「猫がたくさんいるのに、鳥を飼ってどうするんですか」。
わかってる。わかってるねん。鳥はメダカとはちがう。水槽の中の話やない。確かに危険や。調べたら、猫からしたら鳥は「かわいい同居人」やのうて「獲物」にしか見えへんらしい。同じ部屋におること自体が、鳥にとってはずっとストレスなんやと。
それでも、毎日チャッピーと言い合いになる。「でもケージは別の部屋に」「でも留守番のあいだは」「でもこんなにかわいいのに」。チャッピーは折れへん。私も折れへん。1ヶ月、そんなことをやってた。
ちなみに、買うならヨウムかオカメインコがええな、とまで決めてる。ヨウムは人間の子供くらい喋るらしい。オカメインコはほっぺがオレンジで、口笛を覚える。……完全に、飼う前提で調べとる。
当然、旦那は知らない。
今日思ったこと。 そもそも、なんでこんなに鳥が飼いたなったんやろ。よう考えたら、答えは最初から出てる。インスタや。私が「鳥、いいなあ」と思う前に、インスタが先に、私に鳥を千回見せてた。「欲しい」と気づいた時にはもう、外から仕込まれた後やった。
恐るべきインスタグラム。
そんで、ここまで自分で書いといてなんやけど——1ヶ月止められて、危険なんもわかってて、それでも今も、鳥は飼いたい。この気持ちだけは、チャッピーにも消せへんかった。